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タイミング療法と排卵誘発剤

不妊治療の中でも、もっともベーシックで初歩的なものが「タイミング療法」です。基礎体温や経膣超音波検査、または血液や尿に含まれるホルモンの値を調べることで排卵日を推測し、夫婦生活をおこなうタイミングをはかります。
それで成功しなかった場合や無排卵の場合は、排卵誘発剤の使用が検討されます。

排卵日を予測して自然妊娠を目指す

まずは排卵や卵管、子宮などに不妊につながる問題がないかどうかの基本検査をおこない、特に問題が見つからなければ自然妊娠を狙ったタイミング療法を開始します。

もっとも基本となるのが基礎体温表です。低温期と高温期がはっきり分かれる二相性を示していれば、体温が一気に下がるところから上がり始める3日間くらいの中に排卵日があると推測されます。妊娠を考えるなら、まずは基礎体温表をつけることから始めましょう。

また排卵直前になるとLHという黄体形成ホルモンが大量に分泌されますので、この数値を血液か尿で測定することも可能です。ドラッグストアなどで購入できる排卵検査薬もありますし、病院で処方してもらうこともできます。陽性になったら24~36時間以内に排卵しますので、なるべく早めに性交渉を持つことが大切です。

また排卵日が近づくと、子宮粘液や唾液にシダ状の結晶が見られます。これを活用して自宅で唾液をつけるだけで排卵日をチェックできる「レディデイ」という排卵チェッカーも市販されています。 通常の排卵検査薬よりもやや高額ですが、くり返し何度でも使えますので経済的だともいえます。

タイミング法で妊娠しない場合は排卵誘発剤の使用も

他に病院で受けられる排卵日検査といえば、超音波検査があります。膣からプロープを挿入して卵胞の状態をチェックすることで、その育ち方から排卵日を予測するものです。個人差はありますが、月経開始から2週間ほどで卵胞が成熟し、排卵が起こります。

このようなタイミング法を半年続けても妊娠が成立しない場合は、排卵誘発剤を使うことも検討します。排卵誘発剤は無排卵や無月経などの場合に使う薬で、卵胞刺激ホルモンを分泌させます。飲み薬なら「クロミッド」、注射薬なら「hMG」が代表的です。
一般的には飲み薬のほうが効き目は穏やかなため、まずは飲み薬を試してから必要に応じて注射薬へと切り替えます。

クロミッドは副作用が少なく、頭痛やかすみ目など軽いものがほとんどですが、長期間の使用によって子宮頸管の粘液量が少なくなる、子宮内膜が薄くなるなどの症状が見られることもあります。

hMG注射では、卵巣内で多くの卵胞が育つために腹痛が見られることがあります。また多胎率(双子以上の子どもを妊娠する確率)もクロミッドより高くなります。

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