homeHOME next不妊を取り巻く問題 next男性は不妊治療への抵抗感が強い?

男性は不妊治療への抵抗感が強い?

WHOの発表によれば、不妊原因は41パーセントが女性、24パーセントが男性、そして21パーセントが男女両方で11パーセントが原因不明です。割合的には女性側のほうが多いといえますが、2割強は男性に原因があります。

しかし不妊治療の性質上、検査や治療への参加に積極的になれない男性も多く、不妊症に悩むカップルにとって深刻な問題となっています。

時間と費用の節約のためにも、男性の早期検査を

現代では男性不妊の知識も広まってきましたが、やはり今でも初期の不妊検査は女性のほうが積極的に受けるケースが多く見られます。高額な検査を色々とおこなっても原因が見つからなかった場合にようやく男性側の問題が疑われる、というパターンです。

妊娠を望むカップルの中には、年齢的に「1日も早く」と希望する場合もあるため、費用はもちろん時間の節約のためにも、男性が早くから検査を受けることは非常に大切だといえます。

しかし男性の場合、医療の力を頼ってまで子どもを持つことに抵抗感を持つ人が多いといわれています。もともと妊娠以外でも、病院にかかりたがらない男性は多いものです。 また自分の生殖能力を調べることに強い恐怖感を持つ男性も少なくありません。「知らなくてもいいなら知らないままでいたい」という本音を抱える人も多いでしょう。

一方、卵子の老化が止められない女性にとっては少しでも早く妊娠したいため、夫婦間で意見の相違が見られることになります。そして深刻な口論が起こり、場合によっては離婚に発展するケースもあるのです。

お互いに思いやりを持つことが大切

もちろん不妊の検査にはつらいものもあります。特に男性の場合、精子を採取して調べることに精神的苦痛を感じる人が多いでしょう。一度採取した精子を冷凍保存する技術もありますが、必要に応じて何度も採精しなければいけないことも少なくありません。

また勃起障害による不妊の場合も、診察を受けること自体が苦痛と感じる男性もいますし、バイアグラなどの優れた治療薬はあるものの、それを使うのに抵抗がある人もいると思われます。

しかし治療が決して楽ではないのは、女性側も同じです。針を卵巣に刺して採卵するのは身体的にも心理的にもつらいものですし、卵管に造影剤を入れる検査などで苦痛を訴える人も多くいます。

またなかなか子どもが授からないこと自体が大きなストレスとなり、「不妊うつ」にかかってしまう女性もたくさんいるのです。

子どもは夫婦2人の問題です。お互いの協力がなければどんな妊娠も成立しません。男性は女性側の妊娠を望む本能を理解し、そして女性側も男性の抵抗感を理解し合いながら、共に手をたずさえて治療に向かうことが大切です。 まさに夫婦の絆が試されている、ともいえるのではないでしょうか。

PAGETOP