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不妊治療をいつやめるか?という問題

不妊治療を続ける中では、やめるタイミングを見極めるのも大きな問題になってきます。特に最近では治療が進歩したことで、昔よりも「やめ時」が分かりにくくなっているようです。

どんなにがんばってもなかなか授からない場合は、いったんお休みしたり、夫婦でじっくり話し合ったりするなどして、今後の方針を決めていきましょう。

可能性がある分、やめるタイミングが分からない!?

どんなに不妊治療の技術が発展したとはいえ、残念ながらすべての夫婦が子宝に恵まれるわけではありません。もちろん確率は上がっていますが、100パーセントではないのが現実です。

たとえば女性が病気で子宮を摘出したとか、男性の精子を1匹も採取できないだとかの状態であれば、むしろ潔くあきらめる決心がつきやすいといえます。しかし最近では、たいていの不妊原因であれば治療の手立てがありますし、男性の精子が少ない場合も「1匹でも」正常なものが採取できるなら、顕微授精などで妊娠の可能性はある時代です。

逆にいえば、今は「可能性がゼロではないだけに、治療をあきらめるタイミングが分かりにくくなっている」ともいえるでしょう。

治療をやめるのではなく「一休み」するという選択も

しかし治療が何年にも及ぶと、精神的ストレスはもちろんのこと、経済的な負担も大きくなってきます。それでも「もしかしたら次こそは…」という期待がある以上、なかなか完全にストップするのも勇気が要ることです。

ただあまりに状況がつらくなってきた場合は、ムリをせず、いったんお休みすることも大切です。「もう金輪際あきらめる」というのではなく、一休みと考えましょう。

不思議なことに、不妊治療をいったんやめて趣味や仕事に没頭するようになったら、なぜか自然妊娠したというケースは数多く報告されています。まさに生命の神秘ですが、不妊治療によるストレスから解放されたことが一因なのかもしれません。

いずれにしろ「もう子どもなんて」と思うのではなく、「ここまでやったのだから、あとはコウノトリさんにお任せしようか」という気持ちでゆったり過ごしましょう。完全に終わりと決めてしまうと、むしろそれが精神的ストレスになり、イライラや抑うつ感、体調不良などにつながることもあるからです。

パートナーと話し合い、新たな道に進むのも◎

一方、気持ち的に「不妊治療を卒業する」と決めたほうがラクになれるという人もいます。それで前向きに次の人生を考えることができるなら、もちろんそれも大切な選択です。

不妊治療をやめるタイミングに、正解や不正解はありません。それぞれの夫婦がお互いにじっくりと話し合い、導き出した答えなら、それはすべて正解なのです。

結果的に授かっても授からなくても、夫婦2人で経験した不妊治療がムダになることはありません。「お金も何もかも損した!」と思うこともあるかもしれませんが、気持ち1つで、すべて今後の人生に生かしていくことができるのです。

何より、ここまで手を携えて治療に挑んできた2人なら、末永く仲良く幸せにやっていける可能性が大きいでしょう。そんなパートナーと出会えたことに誇りと感謝の気持ちを持って、ぜひ新たな道を前向きに考えてみてほしいと思います。

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