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男性不妊の治療法男性不妊の治療法

男性の不妊治療は、物理的な障害のある場合は手術などによって問題が解決される場合があります。手術がおこなえなくても、正常な精子を採取することさえできれば人工授精や体外受精を実施することが可能ですし、投薬によって改善するケースもあります。

◆男性不妊でおこなわれる手術

解剖学的な原因がはっきりしている場合は、手術が適用されることがあります。

例えば精子は作られているものの、通り道がふさがっている「閉塞性無精子症」の場合、パートナーの女性側に問題がなければ「精路再建手術」が検討されます。
これは精管の閉塞している部分を再吻合する手術で、精液の通り道を開通するものです。主にパイプカットを受けた後の男性や、ヘルニアの手術の合併症で精管が閉塞してしまった男性に多く実施されています。

また精子の数が少ない「乏精子症」や、運動率の悪い「精子無力症」の場合、精索静脈瘤という睾丸上部に流れる静脈の肥大が原因となっているケースがあります。その場合は「顕微鏡低位結束術」などの手術で血管をふさぎます。
陰嚢を切開する必要はなく、腹部や鼠径部(足の付け根)あたりにメスを入れることが一般的です。

ただし女性の年齢によっては男性不妊の手術をおこなわず、精子さえ採取できるのなら人工授精や体外受精がすすめられる場合もあります。
精液中に精子がなくても造精機能さえあれば、精巣に針を刺して吸引する方法(FNA)や、もしくは精巣を少し切開して精子を採取する方法(精巣内精子採取術)などがおこなわれます。

造精機能が十分でない場合は、精巣を切開して顕微鏡で精子を探す「顕微鏡下精巣内精子採取術」がおこなわれることもあります。

◆ホルモン剤やED治療薬の投与

他に薬物治療も多くおこなわれています。例えば精索静脈瘤のない精子障害の場合、排卵誘発剤としても使用されている「クロミッド」を内服して精子の形成を促す方法があります。クロミッドは男性ホルモンの分泌を高める作用もあるのです。

また造精機能に障害がある場合は、男性ホルモンのテストステロンや抗エストロゲン剤などのホルモン剤が投与されることもありますし、漢方薬も多く活用されています。
もちろんEDによる不妊の場合は、バイアグラなどの「PDE5阻害薬」の使用が効果的です。

一般的に男性不妊の手術は大がかりになるため、現実的には精子を吸引などで採取し、人工授精や体外受精、顕微授精などをおこなうケースが多く見られます。

⇒精巣内精子採取術(TESE)|東邦大学医療センター大森病院
⇒無精子症(精子がいない)と診断されたら|京野アートクリニック
⇒男性不妊の検査 診断 治療の手順(方針)|東邦大学医療センター大森病院

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