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治療を諦める、という決断

不妊治療は本当に先の見えない治療です。実際に効果があらわれる人も多いですが、どんなに様々な治療を行っても効果があらわれない人がいるのも事実。さらに肉体的、精神的な負担も大きいことから治療を諦める夫婦も少なくありません。そんな治療を諦める決断をするとき、夫婦はどうすればいいのでしょうか。

諦めても妊娠できなくなったわけじゃない

治療を諦めたとしても、100パーセント妊娠ができなくなったというわけではありません。なかには10年以上にも及ぶ治療を断念したとたん、妊娠したという話もあるのです。

医学的な根拠はありませんが、治療をする精神的、肉体的な負担がなくなり妊娠に対するプレッシャーからも解放されたことが関係あると考えられています。そのくらいストレスというのは人に大きな影響を及ぼす、ということなのでしょう。

さらに排卵誘発剤には頭痛が起こったり、長期的に使用すると子宮内膜が薄くなるなどの副作用が出ることがあります。今現在使用されている薬は比較的副作用は少ない、とされていますが体質によっては強く出る場合もあり、そうした負担も関係しているようです。

また、治療をしなくなったことで妻が精神的に安定することも多く、夫婦関係が改善する話もあります。そうしたことから断念、という大きな決断ではなく試しに一度中断をしてみる夫婦はかなりの数います。医師からすすめられることもあるそうなので、長期間にわたり治療を続けることはかなりの負担であることは、間違いないのでしょう。

大事なのは治療を諦めたからといって、子供が一生望めないわけでも人生が終わったわけでもないと思うこと。直後はやはり、喪失感や絶望が強いかもしれませんが少しずつでも前向きになることが大事です。

カウンセリングや心療内科も活用を

ですが治療を断念したとしても実際に妊娠する、という確率はあまり高くありません。多くの夫婦が、治療を断念することは子供を諦めることと認識しています。そのため治療中張りつめていた緊張が切れてしまい、一気に精神的に疲弊する例も少なくないようです。

ですので、治療中だけでなく治療断念後もカウンセリングや心療内科など、専門家の助けは必須となります。とくに夫が不妊治療に協力的で、理解がある夫婦であればあるほど2人だけの世界に閉じこもってしまうことが多いようです。そのため夫婦だけでなく、その両親など周囲の家族のサポートも必要になってきます。ときには少々強引でも、カウンセリングなどに連れて行くことも必要になってくるでしょう。

また最近ではそうした不妊治療を断念した夫婦だけを集めて、グループセラピーなども行われています。同じ立場の者同士、悲しみやくやしさ、絶望感などを共有することでどうこれからの人生をどう生きていくかを話し合う試みが行われており、治療を断念した夫婦にとって心強い存在となるはずです。

ですので、もし治療の断念を少しでも考えているのであれば、事前にどのような支援を受けられるのかを知っておくようにしてください。そのうえで夫婦で話し合い、結論を出しましょう。その際は必ずどちらかの意見を尊重し過ぎず、しっかりと納得するようにしましょう。納得しないまま断念してしまうと、必ずいつか「あのとき諦めなければ」という思いが出てきてしまいます。ぜひそのような後悔がないよう、しっかりと話し合いをするようにしてください。

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