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不育症の検査ってどんなこをするの?

自然に妊娠はできても流産や死産を繰り返し、出産に至ることができない不育症。一度流産をしただけでは確定ではないものの、不安になってしまうのも無理はないでしょう。そこでもし2度、3度と繰り返してしまった場合、どのような検査を受けるのでしょうか?

◆不育症の検査を受ける基準は?

不育症の検査を受ける前に、どんな状態になった場合、検査を受ければいいのかを知っておきましょう。厚生労働省の発表では、今のところ「不育症」という単一の診断名はないとされています。どの場合もなにかしらの病気や原因となるものを発症し、それと併発するように起こる病気と考えられているためです。しかしなかには父母自身、自覚がないようなこともあるため、流産を繰り返すときは検査をすすめられることが多くなっています。

検査をすすめられる基準は人によって様々で、3度流産してもすすめられない場合もあれば1度ですすめられることもあります。これには妊娠何週で流産したかが関連しているのだそうです。

たとえば妊娠検査薬で反応が出て受診したものの、子宮内に胎児の袋である胎嚢が確認されないまま流産をしてしまう、生化学的妊娠は流産として数えられません。そのため何度この生化学的妊娠を経験したとしても、不育症とは診断されないのです。ちなみに生化学的妊娠は少し前まで化学流産とよばれ、超初期の流産として認知されていました。しかし語弊があるかもしれませんが本当の流産と混同してしまう人が多い、ということから生化学的妊娠と名称が変更されたようです。

逆に最初の流産でも、妊娠10週以降で起こったのであれば母体に何らかの問題がある可能性が考えられます。不安要素を取り除くためにも、検査をすすめられることがあるようです。

◆不育症の検査はどんなこをするの?

では、実際に不育症の検査はどのようなことをするのか。原因が様々あるだけに色々行うのですが、医学的根拠があるものから現段階では研究中のものがあります。厚生労働省が発表した「反復・習慣流産(いわゆる不育症)における相談対応マニュアル」では科学的に有効性や必要性が確認されている検査を第一次検査、関連は考えられるものの研究段階にある検査を選択的検査と呼んでいるそうです。

まず第一次検査では子宮形態検査、内分泌検査、抗リン脂質抗体検査、夫婦染色体検査が行われます。子宮形態検査では、子宮のなかに造影剤や生理食塩水などをいれ内部を見る方法や超音波で確認する方法がとられます。そして内分泌検査では甲状腺機能は正常か、糖尿病になっていないかなどが調べられ、抗リン脂質抗体検査は3ヶ月にわたる長期的な検査です。

最後に夫婦染色体検査。この検査は結果次第では父母どちらかに染色体異常が見つかる可能性があるため、実施前にしっかりとしたカウンセリングが行われます。検査の必要性や意義、結果の伝達方法など事前に医師と相談したうえで行うようにしましょう。また結果によって父母どちらかがショックを受け、精神的に疲弊してしまうことも考えられますのでデメリットもしっかりと理解し、お互いに納得して検査を受けることが重要です。

これらの検査の結果、なにかしら確かな原因が発見されれば治療へとうつります。しかし現在、第一次検査で不育症の要因となる確かな原因を発見できる確率はそこまで高くありません。そのため第一次検査で原因が分からなかった場合は選択的検査を受けることとなり、さらにくわしい抗リン脂質抗体検査などが行われます。ですがそれでも原因がわからないこともあり、不育症に関してはまだまだ未解明な部分が多いのが現状です。

そしてこれらの検査をおこなうためには十分な期間と、夫婦の理解が不可欠です。検査のなかには肉体的に苦痛を伴う場合もありますので、受ける前にしっかりと医師からの説明を受け、デメリットを知ったうえで行いましょう。そのため、検査を受ける前に夫婦でしっかり話し合うことがなによりも重要といえるでしょう。

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