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不育症治療中の夫の役割

不育症というとやはり母体の問題によるものが多く、夫である男性がメインとなる場合は正直いってあまりありません。そのためどうしても女性の意見が優先される傾向にあり、夫は疎外感を感じてしまうこともあるようです。

◆不育症の治療も夫婦二人三脚で

不育症といえど、やはり治療は夫婦二人三脚が基本となります。いくら女性側が強く希望したとしても金銭的負担、着床前診断などを利用する場合は夫の協力や理解が不可欠ですね。もちろん治療を進めるうえで、妻の精神的な支えとなるという役割もあります。

ですが実際のところ治療を進めていけばいくほど、妻の意見ばかりが優先される傾向が強く夫自身疎外感を感じてしまうことが多いそうです。そのため「妻が欲しがっているから」「妻が望んでいるから」とまるで他人事のようになってしまうこともあるでしょう。しかしそんな夫の行動は、妻を追いつめることにもなります。「子供が欲しいと思っているのは、自分だけなのだろうか」「何のために治療をしているのか」といった気持ちがさらに妻を追い詰め、最終的には治療や子供すら諦めてしまうこともあるのだそうです。

しつこいようですが、子供は夫婦2人の間にうまれてくるものです。出産前からそのようなスタンスになってしまうと、夫婦の信頼関係が崩れてしまい、協力して子育てをすることは難しくなってしまうかもしれません。ですのでもし夫が疎外感を感じている、ということであれば夫婦でしっかりと話し合いを行うことが必要です。

◆夫は縁の下の力持ちのつもりで

不育症の治療中は基本、夫は妻のサポートに徹するつもりでいましょう。不育症で悩んでいる女性はストレスや流産や死産を繰り返す、ということから精神的に疲弊しやすく、不安障害やうつを発症しやすい傾向にあります。家事を手伝ってあげるなどの肉体的なサポートだけでなく、治療に関しての不安や妊娠への恐怖など、妻の話を積極的に聞いてあげるようにしましょう。

ですが妻の話を聞くとき、絶対に「頑張って」ということは避けてください。よくうつ患者をさらに追いつめる言葉としてあげられる「頑張って」ですが、これは不育症や不妊症の治療を行っている妻にも当てはまります。「すでに頑張っている。これ以上どう頑張ればいいの?」とさらに追いつめてしまいますので、本当に気を付けてください。妻を励ましたいのであれば「一緒に頑張ろう」というスタンスを保ち、妻の苦悩や悲しみを共有するつもりで接しましょう。

そして聞き役に徹することも大切ですが、ときに自分の意見をいうことも必要です。不妊症や不育症の治療を行っていると、ときに夫が「精子提供者」という認識にすりかわってしまうことがあります。そのため本来ならば愛あってこそのセックスも、ただの生殖行為のようになってしまい、そのストレスやプレッシャーからEDを発症することすらあるのです。そのため妻の態度があまりにも夫を夫として見ていないような状態になってしまったのであれば、遠慮せずにしっかりと話し合うようにしましょう。

夫は実際にお腹に命を宿し、それを死なせてしまったという実感をありありと感じられる妻の気持ちを完全に理解するとは難しいでしょう。しかし悲しみや苦悩を聞き、共有することはできるはずです。妻優位ではなく、あくまで対等の立場でサポートを行うことを心がけてください。

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