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女性の体はこうなっている~排卵や月経のしくみ

女性の体は、いわば生命を生み出す母なる海のようなものです。わずらわしいと感じる毎月の生理も、月経サイクルによって変わる体調も、すべて子どもを迎えるために必要な女性ならではのシステムです。

体からみた女性の一生

女性は生まれる前から、卵巣に卵子のもとである「原始卵胞」をおよそ700万個も持っています。そして生まれた時には200万個ほどに減り、月経が始まる思春期にはさらに30万個にまで減少します。

ですから毎日新たに作られる男性の精子とは違って、卵子は「女性とともに歳をとる」ものです。一般的に35歳ごろから卵子の老化が顕著になり、排卵や月経があっても妊娠しにくくなるといわれています。

そして40代も半ばを過ぎると卵巣の働きが衰えていき、女性ホルモンの分泌が減ります。これに危機を感じた脳が、ホルモンを出すように指令を送り、脳と体がアンバランスな状態になるのが「更年期」です。 しかし50歳ごろに無事、閉経が完了すると、更年期のつらい症状も緩和されます。

やがて60歳ごろになると女性ホルモンの分泌は完全に止まり、卵巣や子宮も萎縮します。ただしご存知の通り、日本女性の平均寿命はここからさらに四半世紀ほど続くのです。 そこには「孫の世話をする」という重要な役割もある、と考えられています。

繁殖期の女性の体は、毎月忙しい

月経がある間の女性は、約1ヶ月のうちに「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という2種類の女性ホルモンの影響を受けます。

生理後~排卵日までの約2週間はエストロゲンの分泌が多くなり、女性らしさが増します。肌や髪にツヤが出てくるほか、代謝が良くなって痩せやすくなるのもこの時期です。 まさに排卵日に向け、男性を惹きつけるために美しくなる時期だといえるでしょう。

また卵巣では、卵胞を成熟させて排卵の準備をおこないます。そして子宮では、来るべき受精卵に備えて子宮内膜を厚くしていき、ふかふかのベッドを作ります。

そして卵胞が成熟すると、卵子となって、左右どちらかの卵巣から放出されます(排卵)。この時、卵巣が一時的に破れるため「排卵痛」を感じる女性もいます。

排卵後はプロゲステロンの分泌が増え、体を妊娠モードにします。また乳腺を発達させて、早くも授乳の準備を開始するのです。 ですから特に生理前には、下腹部痛や熱っぽさ、胸のハリなどを感じる女性が多くなります。

この間、無事に妊娠が成立していればそのままプロゲステロンが優位となって妊娠を持続させますが、妊娠が成立していなかった場合は子宮内膜がはがれ落ちて、月経が起こります。赤ちゃんのために用意しておいたベッドが使われなかったため、いったん撤収というわけです。

そして生理が終わると、またエストロゲンの分泌が高まる…このようなサイクルが、閉経を迎えるまでの間、女性の体では何度でも繰り返されます。

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