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ストレスをためない妊活を目指そう

不妊治療についての認知度は少しずつ広まっているとはいえ、まだまだその実情を理解する人は少数です。

一般には「結婚すれば自然に妊娠するもの」「不妊の問題など、自分には関係ない」などと思っている人の方が多いのではないでしょうか。

しかし、不妊に悩むカップルは増加しており、今後もこの傾向は続くと予想されています。

当事者達には人生を左右するような大きな問題ですが、そうではない人にとっては理解しがたい部分もあります。
このため、妊活中に親しい人から心ない言葉をかけられて落ち込んだという経験を持つ人は少なくないようです。

ストレスは妊娠を遠ざける

通常、結婚して1年以内に子供ができる夫婦の方が多数派です。このため、結婚1周年を過ぎる頃から次第に「子供はまだ?」という声をかける人が増えてきます。
何らかの理由で子供を持たない人にとっても「余計なお世話」と煩わしく思う言葉のようですが、子供がほしいと思っている人にとっては大きなストレスとなる言葉の一つとなっています。

時間がたち、年齢が上がれば上がるほど妊娠しにくくなるということは当事者が一番よく分かっていることで、場合によっては深刻なストレスとなっていることもあります。

何度も「子供はまだ?」と聞かれるうちに、感情を爆発させてしまうという人も少なくないようです。

ストレスがかかり過ぎると、妊娠を遠ざけてしまう場合があります。

ストレスを感じると、体内ではコルチゾールやアドレナリンと呼ばれるストレスホルモンが分泌されます。
近年の研究によると、このホルモンの分泌が1週間以上続くと、脳内の海馬や前頭葉前野の神経細胞が破壊され、萎縮するため、記憶力の低下や女性ホルモンバランスの乱れなどの原因となると考えられています。

また、ストレスホルモンが分泌されると、全身の筋肉が収縮し、血圧が上がることが分かっています。

ストレス状態が長く続けば、次第に毛細血管が圧迫され血流も悪くなり、全身にさまざまな異常がみられるようになります。
頭痛や肩こり、腰痛などの身体的な症状のほか、心臓や脳などにも影響を与え、さらに男性であればEDの可能性も高くなります。

さらに、自律神経のバランスが乱れることにより、女性側も妊娠しにくい体となります。

もともとストレスは、外敵から狙われた時に自己の身を守るために備わっている自己防衛機能といわれています。
一時的に身体パフォーマンスを上げるために血圧を上昇させ、筋肉を収縮させて運動能力を上げるといった反射が起きているものと考えられています。

敵に襲われるかもしれないといった緊張状態のなかで妊娠を望むのには、無理があるといえるでしょう。

必死になりすぎない

「どうしても子供がほしい」と思い詰めすぎることが、かえって妊娠を遠ざけてしまうこともあります。
真剣すぎる望みは、ストレスと隣り合わせとなってしまいますし、うまくいかないたびに大きなダメージを受けてしまいます。

このため、「試しにやってみよう」「ダメでもともと」といった余裕のある姿勢で、緩やかな取り組みを心がけた方が、かえってうまくいきやすい可能性もあるのです。

笑顔を忘れず、明るい妊活を目指すことも大切ではないでしょうか。

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