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精子を子宮に直接注入する「人工授精」

人工授精とは、男性の精子を女性の子宮内に直接注入する方法です。他に目立った不妊原因がない場合や、男性不妊でも正常な精子を採取できる場合、もしくはフーナーテストで子宮頸管に精子への抗体が見つかった場合などに多くおこなわれています。

◆人工授精は確実な排卵とタイミングにかかっている!

人工授精をおこなうには、女性の卵管や子宮などに問題がないことと、そして男性から健康な精子を採取できることが条件となります。いわば自然妊娠と同じことを性交せずに実現する方法といえるでしょう。 ですから男性のEDでバイアグラなどの薬が効かなかった場合や、もしくは射精障害によって性交が難しい場合にも適用されます。

人工授精は、夫の精液を使う配偶者間人工授精(AIH)と、夫以外の人の精液を使う非配偶者間人工授精(AID)の2つに分かれます。夫の精子を活用できる場合はもちろんAIHをおこないますが、それができない場合はAIDを選択する夫婦もいます。

実施するためには、まず女性の排卵日を予測する必要があります。ただし排卵がうまく起こらない場合は排卵誘発剤や黄体ホルモンを投与することもあります。 精液は射精後2時間以内のものが使われ、遠心分離などで運動率の高い精子だけをふるい分けて、注射器のようなもので子宮に注入します。

1回あたりの成功率は平均して5~10パーセント程度とされていますが、クリニックによってもこの数字は変わります。人工授精の成功は注入するための技術というより、排卵日のタイミング決定や排卵の誘発方法などが大きく関わるものです。ですから、そのあたりの技術が高く、できるだけ成功率の高いクリニックを選ぶことをおすすめします。

◆人工授精へのチャレンジは大体5回まで

ちなみに非配偶者間人工授精は、数は多くないものの日本でも戦後から長くおこなわれています。精子の提供者としては、夫の親族が多いとされています。

また人工授精には健康保険が適用されないため、1回につき数万円がかかります。ただし回数や条件などに制限はあるものの、自治体から補助費が出ることが多いためぜひ活用したいところです。

人工授精は自然妊娠以外の方法の中でもシンプルなものであり、治療を受けた後も特に安静にする必要もなく帰宅ができます。しかし大体5回ほど受けても妊娠が成立しなかった場合は、さらに体外受精や顕微授精へとステップアップがすすめられることが一般的です。というのも、人工授精で妊娠した人の9割近くが5回までのトライで妊娠に成功しているからです。

それ以上続けても成功率は上がらないといわれますので、夫婦間でよく相談し、医師のアドバイスを受けて今後の治療法を考えましょう。

■参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E6%8E%88%E7%B2%BE
http://shoutotsu.com/

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